車載コネクタの信頼性評価:ランダム振動試験
最終更新日:2026年1月19日
概要
ランダム振動試験は、コネクタを一定周波数範囲内でランダムな振動スペクトルに曝露し、接続端子やハウジングの振動による疲労・破損・断線・接触不良を評価する試験です。
実車走行では路面の凹凸やエンジン振動などが複雑に組み合わさるため、単純な正弦波振動では再現できない現実的な振動環境を模擬することができます。
試験の目的
・コネクタ端子やハウジングの振動による接触不良リスク確認
・振動負荷による端子抜け・緩み・疲労破損の評価
・長期走行における信号安定性や電気特性変化の把握
・OEM要求や車種特性に応じた耐振性能確認
試験方法
1.試料を振動試験機に取り付け
2.指定された周波数範囲と加速度スペクトルでランダム振動を印加
例:20Hz〜2000Hz、3〜10G rms
3.試験時間(例:数時間〜数十時間)を設定
4.試験終了後、外観観察・接触抵抗・絶縁抵抗を測定
5.必要に応じて耐電圧測定や動作確認も実施

対応する代表的な規格
| 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|
| ISO 16750-3 | 車載電子機器振動試験 |
| USCAR-2 | 北米自動車産業向けコネクタ規格 |
| LV214 | ドイツ自動車産業向けコネクタ規格 |
| IEC 60068-2-64 | 国際電気標準会議 |
| ー | 各自動車メーカー規格(OEM規格)、Tier1独自規格 |
comqudaの特徴
・試験中・試験後の電気特性(抵抗変動モニタ、瞬断測定等)通電試験を一括受託試験対応
・30年以上の経験に基づく柔軟な試験提案
・振動条件に合わせた振動治具の設計・製作が可能
・面倒な配線作業もおまかせ
活用事例
◦ECUコネクタ、ハーネス端子の車両走行振動耐性確認
◦シャシー周辺コネクタの振動による接触不良再現
◦高電圧コネクタや信号線の長期信頼性評価
◦不具合解析での振動起因の端子緩み原因特定
よくある質問(FAQ)
ランダム振動と正弦波振動の違いは?
正弦波は単一周波数の振動で耐性評価しますが、ランダム振動は周波数が広範囲に変動するため、実車環境に近い振動を再現できます。
衝撃振動との違いは?
衝撃振動は短時間・高加速度の振動負荷に耐える能力を確認します。
試験後の評価は?
外観確認、接触抵抗、絶縁抵抗測定のほか、
必要に応じて耐電圧・リーク電流測定も行います。
関連するコネクタ評価サービス
ランダム振動試験では抵抗変動モニタや瞬断測定など密接に関連しており、以下の評価を組み合わせた受託評価が可能です。
コネクタ評価一覧
抵抗変動モニタ
瞬断測定
受託・委託試験サービス
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その他評価分野について
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・コネクタ評価 / 端子評価(圧着端子) / リレー評価 / ヒューズ評価 / ECU評価
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