ヒューズ試験:過電流耐量試験
最終更新日:2026年1月14日
概要
過電流試験は、ヒューズに規定値を超える電流を印加し、溶断挙動および時間‐電流特性が設計意図どおりに機能するかを確認する試験です。
車載電気回路では、短絡や異常負荷、部品劣化などにより想定外の過電流が発生する可能性があります。
この際、ヒューズが適切なタイミングで確実に溶断しなければ、
・ワイヤーハーネスの焼損
・周辺部品の熱破壊
・車両火災リスク
といった重大不具合につながります。
本試験では、ヒューズ単体または実装状態において過電流を印加し、溶断時間、電流値、発熱挙動の妥当性を評価することで、車載用途における安全性と信頼性を確認します。
試験の目的
・過電流印加時におけるヒューズの溶断機能を確認する
・時間‐電流特性が規格・設計値に適合しているかを評価する
・異常電流発生時の回路保護性能を検証する

試験方法
1,ヒューズを試験治具にセットし、定電流または段階的に電流を印加
2,規定過電流条件下での溶断有無および溶断時間を測定
3,試験中の電圧降下・電流値・温度上昇をモニタリング
4,試験後、溶断部および端子部の外観確認を実施

対応する代表的な規格
| 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|
| JIS C 8352 | 低圧用ヒューズ |
| IEC 60269 | 低圧用ヒューズ |
| ー | 各自動車メーカー規格(OEM規格) |
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よくある質問(FAQ)
過電流試験と溶断特性試験の違いは何ですか?
過電流試験は、規定以上の電流を印加した際に溶断機能が適切に働くかを確認する試験です。
溶断特性試験では、複数の電流条件における時間‐電流特性を取得し、設計特性の妥当性を詳細に評価します。
ヒューズボックス組込み状態での試験は可能ですか?
可能です。実装状態で評価することで、端子部やバスバーの影響を含めた実使用条件に近い評価が可能となります。
通電耐久後の評価にも対応していますか?
対応可能です。耐久通電後に過電流試験を実施することで、劣化を考慮した溶断挙動の確認が行えます。
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