シーケンス試験とは? ~自動車の電装品信頼性試験~
概要
シーケンス試験は、自動車の電装品やコネクタ・ハーネスに対して、実際の使用環境を模擬して行う試験です。
複数の耐久試験を複合的に試験を行い、単独の耐久試験より、より過酷な耐久試験となります。

例えると、高温放置試験の後に、振動試験を行ったり、
高温放置 → サーマルショック → 恒温恒湿 → 振動試験 など
同一サンプルで複数の耐久試験を直列的に進めていく試験です。
実際の使用環境での通電・操作パターンを模擬して行う試験のことも
同様にシーケンス試験と言われます。
よくある質問(FAQ)
シーケンス試験はなぜ必要ですか?
単体の耐久試験では再現できない、実際の使用環境下での複合的な負荷や劣化挙動を評価するためです。
例えば温度変化、振動、湿度、通電パターンなどが同時に作用する状況を模擬できます。
どのような部品が対象になりますか?
車載コネクタ、ハーネス、リレー、ECU、ジャンクションボックスなど、電装系部品全般が対象です。
特に過酷環境下で長期間の信頼性が求められる部品に有効です。
規格やメーカーごとの対応はどうなっていますか?
海外規格ではシーケンス試験が多く、国内メーカー規格にも一部採用されています。
comqudaでは、規格に準拠した試験やカスタム試験の両方に対応可能です。
規格の傾向
コネクタの規格を例にすると、特に海外規格ではシーケンス試験が多く、試験全体の期間が長くなる傾向にあります。
国内自動車メーカー規格にも一部シーケンス試験があります。
当社ではシーケンス試験のような総合試験についても、多様な信頼性評価ご対応可能です。
ECU、コネクタ、ジャンクションボックスなど自動車電装部品を中心に幅広く対応しております。
お問い合わせ
comquda(コンクーダ)ではサンプル組立から、耐久性試験や各種評価・測定項目の信頼性試験の
受託評価依頼、試験条件・試験方法のコンサルティングまでご対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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