カレントサイクル試験とは?
定義

通電と停⽌を繰り返すことで接触部の発熱影響を評価する試験

カレントサイクル試験とは?
原理

抵抗発熱(ジュール熱)による温度上昇と接触抵抗変化を監視

P = I²R(電流の2乗×抵抗=発熱量)

カレントサイクル試験とは?
目的

繰返し通電により⽣じる劣化‧緩接‧発熱の再現評価

⾞載環境を想定した⻑期信頼性確認

カレントサイクル試験とは?
試験条件例

所定電流を⼀定時間ON/OFFし、 サイクルごとに温度や抵抗を記録。

カレントサイクル試験とは?
1
無風室内にコネクタを設置

熱籠りのないようにコネクタを配置し安定化電源と接続する。

測定方法:熱電対での測定 (サーモグラフィカメラでの測定)

熱電対固定方法:半田付け、接着剤、テープ固定、溶接など

2
温度安定後に通電開始

サンプル温度、雰囲気温度が安定したら通電を開始する。

3
サイクル毎の最大温度の確認

サイクル毎の最大温度を記録し、サイクル毎の変化を記録する。

定期的な接触抵抗値の測定(100〜1000サイクルごと)

4
結果の記録・判定

各サイクル毎の温度上昇値と判定基準の比較・分析を行う。

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