車載コネクタの信頼性評価:端子圧着部の断面観察
最終更新日:2026年1月16日
概要
端子断面観察は、車載コネクタ端子の内部構造を精密に確認する評価手法です。
サンプルを切断・研磨・エッチングなどの加工処理を行ったうえで観察することで、外観からは確認できない微細構造や欠陥の有無を明らかにできます。
断面観察により確認できる主な項目は以下の通りです。
端子圧縮状態:端子が適切に圧着されているか、接触面の均一性や変形の有無
導体の巻き込み状態(巻き込み率):ワイヤーや導体が端子内部で適切に巻き込まれ、接触信頼性を確保できているか
異物や欠陥の有無:異物混入や気泡、クラックなどの潜在的な不良要因
端子断面観察は、接触抵抗の変動や耐久性評価結果の解釈、設計改善や製造工程の品質管理に直結する重要な手法です。観察結果を定量的に評価することで、コネクタの信頼性をより精密に把握できます。
試験の目的
・端子圧縮率の評価:圧着端子における導体と端子金属の圧着状態を確認
・巻き込み率の確認:導体撚線が圧着端子内部でどの程度巻き込まれているかを解析
・接触不良や端子クラック、腐食の早期検出
・設計改善や量産前評価へのフィードバック
試験方法
1.評価対象端子を切断
2.観察面を研磨・研削
3.顕微鏡で圧着部を観察
・圧縮率を測定:導体断面に対する圧着金属の変形量
・巻き込み率を算出:導体撚線の端子内での巻き込み長/総導体長
・圧着状態の異常の確認(バレルど突き、バリ不良、素線偏りなど)

comqudaの特徴
・圧縮率・巻き込み率評価:圧着端子の信頼性評価に必要な指標を定量化
・複合環境試験後の受託試験・委託評価対応も可能
・30年以上の経験に基づく柔軟な試験提案
・不具合解析・コンサルティングも一体で提供可能
よくある質問(FAQ)
断面観察で端子圧着の不良をどう判断できますか?
圧着端子の断面を観察することで、導体の巻き込み不良、端子金属の過剰変形や素線偏りなどを確認できます。
異常が認められた場合、接触抵抗や耐久性への影響を定量評価し、設計・製造工程改善の判断材料とします。
小型端子や微細部品でも断面観察は可能ですか?
微細端子や狭小部品でも、精密切断・研磨・エッチング技術を用いることで内部構造の観察が可能ですが、
形状など確認し回答させていただきます。
断面観察の結果は製造工程改善に活用できますか?
断面観察で得られた圧着状態や異物・空洞の情報は、設計改善、工具条件調整、加工手順の見直しなどに直接活用できます。量産前の評価や工程監査にも有効です。
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