車載コネクタの信頼性評価:塩水噴霧試験
最終更新日:2026年1月19日
概要
塩水噴霧試験は、試料に塩水ミスト(塩化ナトリウム溶液)を連続的に噴霧し、端子やシェルの耐食性を評価する耐久試験です。
自動車は沿岸地域や冬季の融雪剤(塩化カルシウム等)による塩害環境にさらされるため、コネクタの金属部材やめっき層が腐食しないかを検証する必要があります。
試験の目的
・塩害環境における金属端子の腐食耐性評価
・めっき材質(錫・ニッケル・銀・金など)の耐食性比較検証
・シール構造・ハウジング設計による防水防食性能の確認
・長期使用時の接触抵抗増加や絶縁低下リスクの把握
試験方法
1.塩水噴霧槽に試料を設置
2.塩化ナトリウム水溶液(一般的に5%)を35℃で連続噴霧
3.所定時間(例:48h、96h、500h、1000hなど)暴露
4.試験後に外観観察、腐食の有無を評価
5.必要に応じて接触抵抗・絶縁抵抗・耐電圧も測定

対応する代表的な規格
| 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|
| JIS Z 2371 | 塩水噴霧試験方法 |
| USCAR-2 | 北米自動車産業向けコネクタ規格 |
| JASO D616 | 日本自動車規格 |
| IEC 60068-2-11 | 国際電気標準会議 |
| ー | 各自動車メーカー規格(OEM規格)、Tier1独自規格 |
comqudaの特徴
・試験中の電気特性(リーク電流・絶縁抵抗)通電試験を一括受託試験対応
・環境負荷後にそのまま電気特性評価が可能(一貫受託評価・ワンストップ委託試験体制)
・腐食や絶縁不良が発生した際の原因解析サポート
・30年以上の経験に基づく柔軟な試験提案
活用事例
◦端子めっき材質(Sn、Ni、Ag、Au)の耐食性比較試験
◦車体外装部・シャシー周辺に配置されるコネクタの塩害耐性評価
◦海外市場(沿岸地域)向け製品の市場適合性確認
◦クレーム調査での腐食原因解明(浸水・シール不良など)
よくある質問(FAQ)
塩水の濃度や試験条件は規格で決まっていますか?
一般的には5%NaCl溶液・35℃が基準ですが、OEM規格では濃度・温度・暴露時間が独自に規定される場合があります。
塩水凍結試験と塩水噴霧試験は何が違いますか?
塩水噴霧は腐食中心、塩水凍結は腐食+凍結膨張ストレスの複合影響を評価します。
測定タイミングはいつですか?
試験終了後に外観確認と電気特性測定が多いですが、
必要に応じて中間測定・試験中モニタも可能です。
関連するコネクタ評価サービス
塩水噴霧試験ではリーク電流測定やCCT試験など密接に関連しており、以下の評価を組み合わせた受託評価が可能です。
コネクタ評価一覧
リーク電流試験
CCT・腐食サイクル
受託・委託試験サービス
comquda(コンクーダ)ではサンプル組立から、耐久性試験や各種評価・測定項目の信頼性試験の
受託評価依頼、試験条件・試験方法のコンサルティングまでご対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
その他評価分野について
comqudaでは、車載コネクタ・ECUを中心に、関連部品の信頼性評価・不具合解析を受託しています。
・コネクタ評価 / 端子評価(圧着端子) / リレー評価 / ヒューズ評価 / ECU評価
塩水噴霧試験のご相談・お見積り
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