車載コネクタの信頼性評価:耐候性試験
概要
耐候性試験は、コネクタやハウジング材質が 太陽光(紫外線)、雨水、温湿度変動、オゾン、風雨、汚染物質などの
屋外環境 に曝されても、性能や材質が劣化しないかを評価する試験です。
屋外車両やエンジンルーム外周など、過酷な環境で使用される部品の 色褪せ、硬化、亀裂、シール性能低下、
絶縁特性劣化 の確認に必須です。
光源の種類として代表的なものは、キセノン、メタルハライド、カーボンアーク、サンシャインウェザーメーター
があります。
試験の目的
・ハウジング材・シール材・端子材の紫外線・温湿度・雨水耐性確認
・長期使用における物理的・化学的劣化リスク把握
・絶縁抵抗や接触抵抗などの電気特性変化の確認
・OEM仕様・車両特性に応じた屋外使用適合性確認
試験方法
1.試料を耐候性試験装置(人工気象槽)に設置
2.試験プロファイルに従いサイクル実施
・紫外線照射
・温湿度サイクル
・雨水/水スプレー噴霧
・汚染物質またはオゾン曝露(必要時)
3.所定期間後に外観観察
ひび割れ、変色、硬化、膨潤、剥離
4.電気特性測定
接触抵抗、絶縁抵抗、耐電圧

対応する代表的な規格
規格番号 | 規格名称 |
---|---|
ISO 4892 | プラスチック耐候性試験 |
ISO 16750-4 | 車載電子機器耐候・耐環境試験 |
ー | 各自動車メーカー規格、Tier1独自規格 |
comqudaの特徴
・試験後の接触抵抗・絶縁抵抗・耐電圧測定をワンストップで受託試験・委託試験実施可能
・スペック試験のサンプル組立から耐久試験後の測定まで丸投げ試験委託が可能
活用事例
◦屋外設置コネクタの長期信頼性評価
◦ハウジング・シール材の材質比較・耐UV評価
◦高温多湿+紫外線曝露条件での端子性能維持確認
◦不具合解析での紫外線・環境曝露起因の劣化特定

耐候性試験のご相談・お見積り
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