電子機器スイッチの信頼性評価:復帰力
最終更新日:2026年3月27日
概要
復帰力評価では、スイッチを押し込んだ状態から指を離していく過程で、スイッチが元の位置に戻ろうとする力(戻り荷重)を測定します。作動力(往路)と復帰力(復路)の差を解析することで、スイッチ内部のバネ機構や摺動部の抵抗、および「戻りのキレ」を定量的に評価します。
目的
操作後にスイッチが確実かつスムーズに初期位置へ復帰することを確認するのを目的とします。
特に、低温環境下でのグリスの硬化や、長期間使用による摩耗粉の堆積、内部部品の変形などが原因で発生する「ボタンの戻り不良(スタック)」を未然に防ぎ、製品の操作信頼性を担保します。
方法
高精度なロードセル(荷重センサー)を備えた試験機を使用し、
以下の手順で評価を実施します。
復帰特性曲線(Return Curve)の取得
フルストロークまで押し込んだ状態から、一定の速度で荷重を減らしていき、スイッチが戻り始める瞬間の荷重($R_1$)や、完全復帰までの荷重推移を連続記録します。
最低復帰荷重の確認
設計上の最低復帰荷重を下回っていないか、特に過酷な環境試験(極低温・高温多湿)測定を実施し、確実な復帰動作を検証します。

comqudaの特徴
・初期、試験後の前後特性や耐久試験含めて受託試験・委託試験が可能

受託・委託試験サービス
comquda(コンクーダ)では試験準備から、耐久性試験や各種評価・測定項目の信頼性試験の
受託評価依頼、試験条件・試験方法のコンサルティングまでご対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
その他評価分野について
comqudaでは、車載コネクタ・ECUを中心に、関連部品の信頼性評価・不具合解析を受託しています。
・コネクタ評価 / 端子評価(圧着端子) / リレー評価 / ヒューズ評価 / ECU評価
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