信頼性評価試験とは? ~車載コネクタ信頼性試験~
概要
信頼性試験(Reliability Test)とは、製品が設計どおりの性能を長期間にわたって安定的に発揮できるかを
評価する試験のことです。
自動車は「高温」・「低温」、「振動」、「湿度」、「塩害」、「衝撃」など過酷な環境下で使用されるため、
電装部品やコネクタにおいても想定される使用条件を模擬した試験が不可欠です。
車載コネクタの場合、信頼性試験は「接触抵抗の安定性」「通電による温度上昇」「端子圧着部の保持力」
「異種金属接触による腐食の影響」など、多岐にわたる項目を包括します。
例えると、信頼性試験は製品に対する「実車でのリハーサル」のようなもので、実際の使用状況での挙動や弱点を
事前に把握することが目的です。
目的

・長期使用性能の保証
経年劣化や繰返し応力に対する耐久性を確認
振動・衝撃・温湿度サイクルでの接触抵抗変化や端子保持力低下を検証
・安全性の確保
接触不良による瞬断や過熱、樹脂の変形・溶融を防止
異種金属接触によるガルバニック腐食や発熱リスクの評価
・設計妥当性の確認
材質、端子形状、表面処理、ハウジング設計の適正評価
コネクタ挿入力、保持力、シール性などの構造性能も確認
・規格適合の確認
規格に準拠した試験を通じて、量産後も安定した性能を担保
JASO D 616、LV214、USCAR-2などの車載規格に基づいた評価
主な試験例
| 試験項目 | 目的・評価内容 |
|---|---|
| 温度・温湿度試験 | 高温・低温・湿潤環境下での接触抵抗・温度上昇の確認 |
| 振動・衝撃試験 | 走行中の振動・落下・衝撃に対する端子保持力・接触安定性の評価 |
| 電圧・電流試験 | 過電圧・過電流時の発熱や損傷、絶縁性能の確認 |
| 塩水噴霧・腐食試験 | ガルバニック電池作用や湿潤環境での腐食進行を評価 |
| 通電サイクル・シーケンス試験 | 長期通電や順序通電による接触抵抗変化 |
| 接触荷重測定 | 端子圧着部の保持力を測定し、接触信頼性を担保 |
信頼性試験の重要性
車載部品は人の安全や車両の機能に直結するため、単なる外観確認や短期動作確認だけでは不十分です。
信頼性試験を通じて、製品が実車での長期使用に耐えうるかを事前に検証することで、不具合の未然防止や
安全性の確保、設計改善につなげることができます。
よくある質問(FAQ)
小型部品でも信頼性評価できますか?
はい、基板搭載済みのプレスフィット端子や小型コネクタでも、専用治具や測定装置を使用することで、端子保持力、挿抜力、通電特性などを正確に評価できます。
規格未準拠品でも評価可能ですか?
規格未準拠品でも評価可能です。JASO、LV214、USCAR-2 など規格試験を参考にしつつ、製品仕様や使用環境に応じたカスタム評価プランを設計できます。
試験環境はどの程度カスタマイズ可能ですか?
評価対象の車載部品や設置環境に応じて温度範囲、湿度条件、振動パターン、通電条件などを個別に設定可能です。標準規格に沿った条件から、メーカー独自の過酷条件まで柔軟に対応できます。
お問い合わせ
comquda(コンクーダ)ではサンプル組立から、耐久性試験や各種評価・測定項目の信頼性試験の
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