データロガーの使い方 ~車載コネクタ信頼性試験編~
最終更新日:2026年3月30日
概要
車載コネクタの信頼性試験では、温度・電圧・電流・抵抗など多くの物理量を同時に測定・記録する必要があります。
データロガーを活用することで、長時間試験や過酷環境下での変化を自動で収集・保存でき、試験結果の可視化や解析が容易になります。
特に温度上昇試験や振動・衝撃試験・温湿度サイクル試験では、リアルタイムでのデータ取得が試験精度や評価の信頼性に直結します。
目的

・温度、電圧、電流などの部品挙動をリアルタイムで把握
・接触抵抗や発熱の変化を長時間にわたり記録
・異常挙動や信頼性限界の早期検出
・試験条件と実際の部品挙動を照合し、評価結果の信頼性向上
試験方法

1,センサー取り付け
コネクタ端子部やハウジングに熱電対や電圧・電流センサーを設置
接触抵抗測定用の電圧回路を準備
2,データロガー設定
測定項目(温度・電圧・電流など)とサンプリング周期を設定
長時間記録に備えメモリ容量や保存間隔を調整
※電圧・温度の測定レンジが測定中にオーバーレンジとならないように
高温や振動・通電などがある場合は初期値の3倍以上の値が見えるような
レンジに調整しておくとよい。
レンジの決め方は重要な項目であり、必要なデータが取得できない可能性もあるので、
社内規定や経験者に聞き決めることを勧めます。必要であれば弊社にご相談ください。
3,試験開始
通電、温湿度サイクル、振動など対象試験を開始
データロガーでリアルタイムに測定値を収集
4,データ解析
異常値や発熱ピークの検出
CSVや専用ソフトで波形を確認
温度上昇、電圧降下、接触抵抗変化などを評価
※専用ソフト(バイナリデータ)のが容量が軽くなる傾向があることと、波形化が容易でグラフでの確認が容易
という観点からバイナリデータでの保存をおすすめしている。その後のCSV変換については各メーカー共に
ファイルの一括変換に対応していることが多く手間にはなりにくい。
活用事例
・コネクタの端子部発熱評価
・温湿度サイクルや熱衝撃試験での温度変化記録
・長時間通電による接触抵抗変化の追跡
・EV向け高電流コネクタの耐熱評価
comqudaの強み
・30年以上の経験に基づく柔軟な試験提案
・標準規格準拠からカスタム条件まで対応
・不具合解析・コンサルティングも一体で提供可能
・他社試験機関のハンドリングも対応し、面倒な作業ごともワンストップでサポート
よくある質問(FAQ)
サンプリング間隔はどのくらいにすればよいですか?
温度や電流変化の速さに応じて設定します。温度上昇試験では0.5秒〜30秒程度が一般的です。
長時間試験でもメモリが足りない場合はどうしますか?
保存間隔を長めに設定するか、外部ストレージやPC接続でリアルタイム記録します。
接触抵抗の変化も同時に記録できますか?
専用回路や電圧・電流測定を組み合わせることで、電圧降下から接触抵抗を算出可能です。
お問い合わせ
comquda(コンクーダ)ではサンプル組立から、耐久性試験や各種評価・測定項目の信頼性試験の
受託評価依頼、試験条件・試験方法のコンサルティングまでご対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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