車載コネクタの信頼性評価:電圧降下試験
最終更新日:2026年1月16日
概要
電圧降下試験は、コネクタ接続部に電流を通電した際の電圧低下を測定し、接触抵抗の健全性や導通性能を確認する電気的試験です。
車載コネクタにおいては、長期使用や振動・温度環境下で接触抵抗が上昇すると異常発熱や誤動作を招くため、信頼性保証に不可欠な電気試験となります。
耐久試験の前後での比較測定が一般的で下記のような項目で測定します。
・振動試験・・・サイン波、ランダム波、衝撃試験など
・環境試験・・・高温/低温放置、温度湿度サイクル、サーマルショックなど
・電気的試験・・・過電流耐量試験、カレントサイクルなど
試験の目的
・接触抵抗の変化による導通不良の早期検知
・長期耐久試験(温度サイクル・振動・腐食環境など)後の性能評価
・異常発熱リスクの評価(温度上昇試験との関連性)
・規格適合性の確認および量産品の品質保証
試験方法
1.規定電流をコネクタ回路に印加
2.試験回路の両端にて電圧を測定
3.測定値から電圧降下を算出し、規格値または社内基準と比較
4.必要に応じて環境試験(温湿度・振動)と組み合わせて評価
※通常は4端子法(ケルビン接続)による精密測定を実施します。

対応する代表的な規格
| 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|
| USCAR-2 | 北米自動車産業向けコネクタ規格 |
| JASO D616 | 日本自動車規格 |
| LV214 | ドイツ自動車産業向けコネクタ規格 |
| IEC 60512-2-2 | 国際電気標準会議 |
| ー | 各自動車メーカー規格(OEM規格)、Tier1独自規格 |
comqudaの特徴
・車載コネクタ評価に特化した30年以上の実績
・温度上昇試験や耐久試験と組み合わせた一貫受託試験評価・委託試験が可能
・標準規格に準拠しつつ、開発段階のカスタム条件にも柔軟対応
・サンプル組立から耐久試験後の測定項目までスペック試験を丸投げ委託が可能
活用事例
◦新規コネクタ開発時の設計妥当性確認
◦長期使用後を模擬した環境試験後の導通信頼性評価
◦クレーム対応における接触不良の原因特定
◦他社製品比較やベンチマーク評価
よくある質問(FAQ)
電圧降下と接触抵抗の違いは何ですか?
電圧降下は通電時に発生する電圧の低下量で、実際の使用状態を反映した指標です。
接触抵抗は電気抵抗値を直接測定したもので、両者は相関があります。
どのくらいの電流で評価すべきですか?
使用用途や規格により異なりますが、定格電流または規格で定められた値での評価が基本です。
短納期対応は可能ですか?
弊社では試験条件を事前に共有いただければ、
最短数日単位での評価も対応可能です。
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