ヒューズ試験:耐振性試験(Vibration Resistance Test)
最終更新日:2026年1月13日
概要
耐振性試験は、ヒューズボックスを振動環境に曝し、端子部・ヒューズ素子・内部接続部の機械的健全性および電気的安定性を評価する試験です。
車載ヒューズボックスは、走行中の路面入力による振動や、エンジン・モーター・補機類から発生する連続的な加振環境に常時さらされます。これらの振動により、
・端子部の緩み
・内部接合部の微小クラック
・接触抵抗の変動
・瞬断や異常発熱
といった不具合が発生すると、回路保護機能が正しく動作しない恐れがあります。
本試験では、規定の振動条件下でヒューズボックスを加振し、通電状態での電圧降下、接触抵抗、瞬断の有無などを確認することで、車載環境での使用に耐えうる信頼性を評価します。
試験の目的
・振動環境下におけるヒューズ端子部および内部構造の健全性を確認する
・振動による接触不良、瞬断、抵抗値変動のリスクを評価する
・車載用途における長期信頼性を担保する

試験方法
1,ヒューズを振動台に固定し、規定の振動条件で試験。
2,試験中に作動電圧や復帰電圧を測定。
3,接触抵抗や端子状態を確認し、異常(接触不良、端子損傷)がないか確認。
・必要に応じて温湿度条件や通電状態での複合試験も実施。

試験条件例
・振動方向:3軸(X/Y/Z)
・周波数範囲:10~500 Hz(規格または仕様に準拠)
・加速度:10Gまたは片振幅0.75mm(仕様による)
・試験時間:各方向6時間
・測定項目:接触抵抗、端子状態
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よくある質問(FAQ)
試験周波数や振幅はどのように設定しますか?
車載ヒューズボックスの場合、使用環境の振動スペクトルや規格に基づき設定します。
通常は10~500 Hzの範囲で、加速度や振幅は仕様に応じて調整します。
必要に応じて複数方向の振動を組み合わせることもあります。
複合環境試験との違いは何ですか?
単独の耐振性試験は振動のみを対象とします。複合環境試験は、振動に加え温度・湿度・通電状態など複数の条件を組み合わせ、より現実的な車載環境を再現して評価します。
耐振性試験は必ず通電状態で実施する必要がありますか?
通電状態では接点の動作安定性、非通電状態では端子や内部機構の物理的損傷を確認できます。
試験対象や仕様に応じて条件を選定します。
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