コネクタとは? ~車載コネクタの種類と特徴~

概要

コネクタの分類

《 形状・接続方法での分類 》

 ・W to Wコネクタ(ワイヤ対ワイヤ/Wire-to-Wire) :ハーネス接続など配線間の接続用。
 ・W to Bコネクタ (ワイヤ対基板/Wire-to-Board) :配線と基板を接続する用途。
 ・B to Bコネクタ (基板対基板/Board-to-Board) :小型電子部品や制御基板間の接続向け。

《 用途別分類 》

 ・高速データ伝送コネクタ:Ethernet、USBなど、高速信号伝送に対応。
 ・電源用コネクタ:大電流対応。ヒューズ・リレー接続に使用。
 ・信号用コネクタ:センサー信号やCAN/LIN通信向け。

コネクタの構成部品

コネクタはその種類に応じて構成部品が異なりますが、概ね以下の要素で構成されるのが一般的です。

「コネクタの分解イメージ:ハウジングや端子、パッキンなどの部品を取り外し、内部構造や接点状態を確認している様子。」

 ・ハウジング:端子を固定し、コネクタの形を保つ外装部品。
        絶縁と保護の役割もある。
 ・電線   :電気を伝える導体部。耐熱・耐振動性のある被覆で覆われる。
 ・圧着端子 :電線をつなぐ接続部品。安定した電気接続を確保する。
 ・ゴム栓  :電線の挿入口に取り付け、水やホコリの侵入を防ぐシール部品。
 ・パッキン :コネクタ間やカバーの接合部に挟み、防水・防塵を実現する部品。
 ・リテーナ :端子の抜けを防ぎ、正しい位置に保持する固定部品。
 ・フロントカバー・リアカバー:コネクタの端を保護し、防水・防塵性能を高めるカバー部品。

車載コネクタに求められる特徴

使用例・応用分野

分野コネクタ例特徴
エンジン・パワートレイン電源コネクタ高電流対応、耐熱性重視
バッテリー・モータ(EV/HEV)高速データコネクタ高電流・高速信号伝送対応
センサ・ECU系信号用コネクタ微小信号伝送、振動耐性重視
照明・インフォテインメント小型信号・電源コネクタ配線柔軟性・デザイン性重視

信頼性評価の重要性

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車載コネクタの信頼性試験は、サンプル形状や試験内容に応じたサンプル準備が重要です。
comquda(コンクーダ)ではコネクタのサンプル組立から、耐久性試験や各種評価・測定項目の信頼性試験の
受託評価依頼、試験条件・試験方法のコンサルティングまでご対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

車載コネクタの信頼性評価:コネクタとは? | コンクーダ

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