リレー(Relay)とは? ~車載リレーの種類と特徴~
概要
リレーは、車両内で比較的小さな電気信号を用いて大きな電流を制御する電磁スイッチです。
例えば、ヘッドライトや冷却ファン、燃料ポンプなど大電流を必要とする機器を、スイッチやECU(電子制御ユニット)からの小電流信号で安全かつ確実に動作させることができます。

人間の体に例えると、「神経信号を受けて筋肉を動かす仕組み」に近く、
小さな刺激で大きな動作を生み出す役割を担っています。
リレーの役割
・大電流回路の制御:ECUやスイッチを高電流から保護
・寿命延長 :接点を専用化することでスイッチやECUの負担を軽減
・安全性確保 :過大電流が直接スイッチや基板に流れないように遮断・制御
リレーの種類
・電磁リレー:最も一般的な構造。安価で信頼性が高い
・半導体リレー(ソリッドステートリレー):摩耗部品がなく高速応答・長寿命
・タイマーリレー:点灯時間制御など特定用途に使用
リレーの構成
・コイル :通電により磁力を発生させる要素
・可動鉄片:磁力で引き寄せられて接点を動かす
・接点 :電流を流す/遮断するスイッチ部
・端子 :コイル用端子と負荷回路用端子に分かれる
信頼性評価の重要性
リレーは、車載電気回路の「スイッチングの要」として、安全で効率的な電力制御を支える部品です。
ヒューズボックスと並び、車載電装品の安全性と信頼性を担保する不可欠な存在といえます。
当社ではリレーの動作電圧、動作時間、復帰電圧、復帰時間、繰り返し作動耐久試験などの評価もご対応可能です。
リレー評価専用ページは作成中ですので参考にコネクタ評価サービスをご覧ください。
【 参考:コネクタ評価サービス
(メインページ) 】
電気的性能試験:抵抗測定、絶縁抵抗、耐電圧測定、リーク電流、瞬断測定、シールド性能
機械的性能試験:外観確認、コネクタ挿入力/離脱力/保持力、端子挿入/保持力、ロック解除力、シール性
耐久試験 :高/低温放置、サーマルショック、耐湿試験、温湿度サイクル、塩水噴霧、腐食サイクル(CCT)
高圧洗浄、振動試験、複合環境試験、ランダム振動試験、カレントサイクル、過電流通電試験
耐候性試験、耐油/耐薬品性試験、熱衝撃試験、衝撃試験 など
お問い合わせ
comquda(コンクーダ)では耐久性試験や各種評価・測定項目の信頼性試験の
受託評価依頼、試験条件・試験方法のコンサルティングまでご対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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